11月25日(土)第55回出版UD研究会&なごや会セミナーのご案内

第55回出版UD研究会&なごや会セミナー

「聞いて・感じて、音声による読書の世界」
日時:2017年11月25日(土)13時30分~16時30分(13時:受付開始)
※セミナー終了後、会場付近のお店で懇親会(有料)も予定しております。

参加費:無料
定員:40名(予約制・先着順)
会場:日本文藝家協会
〒102-8559 千代田区紀尾井町3-23 文藝春秋ビル新館5F
最寄駅=地下鉄有楽町線 麹町駅 1番出口

主催:出版UD研究会公共図書館で働く視覚障害職員の会(なごや会)
共催:公益社団法人日本文藝家協会

読書の秋、じっくりと本を楽しむのに良い季節になってきました。
今回、出版UD研究会&なごや会が共催するセミナーでは、「聞く」読書の世界を取り上げます。

欧米では古くからオーディオブックが普及してきましたが、日本では1987年に新潮社が「新潮カセットブック」の出版を始めて以降、一時期は100社以上の出版社が参入した時期もありましたが、なかなか定着しきれなかったと言われています。

しかし、その後、iPodなどのMP3プレーヤーや、近年のスマートフォンの普及などにより、再びオーディオブックが脚光を集めています。

また、視覚に障害のある人にとって、触覚を使う「点訳図書」による読書とともに、聴覚を使う「音訳図書」による読書は、とても有効な読書スタイルとして、無くてはならないものとしてすでに定着しています。

ただし、音訳図書の多くは、一部の音訳出版をのぞき、音訳者のボランティア制作に支えられているのが現状です。

さらに、一部の電子書籍では、合成音声による読み上げに対応しているものもあり、視覚に障害のある人をはじめ、読み書き障害(ディスレクシア)など学習障害のある人など、日常的に読むことに困難を感じている人への普及が期待されています。

今回のセミナーでは、音声による読書についての現状について、出版社・図書館それぞれの立場から紹介した後、音訳者による実演、あるいはオーディオブックの再生、そして電子書籍を合成音声を使って読み上げたりしながら、実際に聞き比べてみる企画を行います。「聞いて、考えて、描いてみる」といったワークショップも予定しております。

これまで「聞く」読書を体験したことが無いという方や、オルタナティブな出版スタイルの可能性に興味があるという方にぜひご参加いただければと思います。

★出演者などの情報については、現在調整中ですので、追って情報を流します。

★参加希望の方は、下記情報を書いて、ud55@ud-pub.org までお申込みください。

1:お名前、2:ご職業と (あれば)所属先、3:連絡先(メールアドレスなど)、4:懇親会参加希望の有無をご記入のうえ、メールでお申し込みください。

なお、当日配布する印刷物のテキストデータ事前配布など、必要な配慮をご希望される方はお書き添えください。
※ご希望の内容によっては、ご希望どおりの配慮ができない場合もございます。
※とくに配慮を希望される事項がなければ記入されなくて結構です。
定員は40名としておりますので、受付は先着順とさせていただきます。
参加の可否は返信メールにてご連絡いたしますので、必ずご確認のほどお願い申し上げます。
(返信に1~2日かかる場合がございますので、ご了承ください)

※懇親会:セミナー終了後、会場付近で懇親会を開催いたします。
懇親会参加ご希望の方は、お申し込みの際、必ず「懇親会参加有」とご記入ください。
当日研究会の受付で懇親会費(4,000円予定)をお預かりいたします。
(参加希望の連絡をいただいた方には、後日、お店と金額をご連絡いたします)